潰されるかもしれない

年明けからの復職を目指すということで、色々話を進めている。

今のままで働ける自信は全くない。ただ、いつまでもこのままではいられないし、休職可能期間が残っているうちに一度具体的な感覚を掴むためにも復職にトライしてみては、というのが主治医の提案だった。

流石にそこまで気軽に復職休職とされては困るのか、会社の産業医からは少しアレンジした案として、正式に会社へ復職希望を出す前に、家庭でシミュレーションをしてみて実際の生活をイメージしてはどうか、という話が出た。

どちらも、要するに妻に今までとは違う生活=今までほど自分が育児に携われない生活に慣れてもらうためだ。そうしないと彼女は何も実際にイメージできないだろうから、ということだ。

これを書いてる間に横で子供がコンセントを抜きまくっている。

話を戻す。産業医の提案は、ステップとしては申し分ないと思う。それで、気が重かったがこのことを妻と話した。

詳細は省くが、今のところ妥結案として出てきたのは以下のような感じだった。

・妻は週4時短勤務(4〜5時間)継続、週休2日

・夫は週5フルタイム、週休0日

・土曜は夫と夫側の母が見る、日曜は夫婦で見る

・家にいても休んでるだけで手伝わないというのは邪魔に感じる、休むときは家から出ていってほしい

・でも1vs1も気疲れする

・朝は家にいるなら手伝ってほしい

・夜は慌ただしいので今まで通り子の夕飯や風呂を手伝ってほしい、風呂一人は大変

・夫側の仕事で時間的に育児無理なら時短すれば？

彼女が、およそ自分以外の人間の疲労とかストレスとか、そういったものに全く無関心なことを再確認した。

この人には、対等な人間との交流とか、気遣いとか、そういうものが元来備わってない。いわんや、うつになった配偶者への配慮など、期待すべくもなかった。

それでも、話の中で向こうから義母の手を借りる案が出てきたのは大きな進歩だった。(前はこちらから義両親の話を出すだけで発狂せんばかりに反論していた)

半年前にもこれくらい合理的な判断をしてくれれば、うつになることもなかったのにな、と思った。

以前と同じやり方ではまた再発するだけだから、悪いけれど今よりもそちらの負担を増やしてほしい、と言ったのだが、やっぱりあんまり理解されなかったようだ。

また、彼女に潰されるかもしれない、と思った。

ただ、この状況も一概に彼女が悪いというわけではないというか、ずっと追い詰められてるのには理由もある。

とにかくうちの子は寝ない。新生児期が過ぎて、周りの子がまとめて寝るようになってからも、一歳を過ぎてからも、とにかく異常なほど寝ない。

生まれてから、4時間以上続けて寝たのは片手の指で数えるほどしかない。ひどいときは一時間以内に起きる。鼻が詰まってたりすると最悪だ。休職前は自分も夜勤を手伝っていたが、最近はなおひどいようだ。

今のところ、寝かしつけるには授乳するしかなくて、それも含めて非常に彼女の負担になっている。この点に関しては、素直に頑張ってくれてありがたいし、代われないので申し訳なくも思っている。一方で、卒乳とかいつになるんだろうな、みたいなことも頭から離れない。

子供が寝ないために妻が疲弊し、その辻褄合わせのために自分がなるべく頑張ろうとして、結果今の状態がある。よく寝る子だったらどうなっていただろう、Twitterに溢れるキラキラ育児アカウントみたいに毎日明るく過ごせたのかな、と無駄なことを考えたりもする。

復職したところで、会社に居場所があるともどうしても思えない。ずっと頑張ってきたけれど、昇進ルートからも外れた。管理職になりたいわけじゃないけど、せめて今まで必死にやってきた分に見合う金だけは欲しかった。それもなくなったので、残るのも苦痛なんだけど、ほとんどシングルインカムの我が家では収入のためには続けざるを得ない。もうずっとこのプレッシャーと戦っている。時短と気軽に言うけれど、どれだけ収入が減るか、妻は理解しているのだろうか。フルタイムで働いても土日は育児にフルコミットしてほしいそうだが。

復職の話をしていて、もう一度、妻に潰されるかもしれないな、という思いが強くなった。

最近はブログにこんなことを書いては消している。書かないと耐えられない、限界だと思って書くけど、冷静になって下書きに戻す。明るいことを書く気力がない。ネガティブなことは無限に浮かんでくる。読んでくれている人にはつくづく悪いなと思う。前も言ったけど、LDH関連の話題を俺に期待してフォローしてくれている人は、早くリムブロなりしてくれたらいいと思う。あなたの期待する話題は出てこないし、振られても正直に言って困る。

自分よりひどい境遇の人のnoteを見て、うちはまだ妻が暴れたりしないだけずっとマシだな、みたいなろくでもない元気の出し方をしたりしている。一方で、うつ病歴10年、20年という人の話を聞くと、自分の将来を見ているようで心底怖くなる。

酒が飲みたい。禁酒して半年以上経つ。成人してからこんなに飲まなかったのは初めてだ。医者はアルコールは身体に毒だからと断言していたが、酒でも飲まないと楽になれないときもある。でも、もう受け付けなくなってるかもしれない。それを考えると悲しくて仕方がない。一緒に飲もうと言ってくれたいろんな人ともこれっきりになってしまう。ただ、薬をやめてもどうせ妻が怒り狂うのでしばらくは無理かもな、とも思う。子供が小学校に入るまでか、中学か、成人するまでか。

人と話がしたい。子供はまだしゃべれないし、妻とまともに話せるのは子供が可愛いということくらいだ。まともな人間と会話がしたい。

先週、一年数ヶ月ぶりに家族と医者以外の人と少しだけ会って話せた。嬉しかった。

心配です、お疲れ様です、とだけでも誰かに言ってほしい。頑張っていることを認めてほしい。足元がぐらついて、潰されそうだ。