灰色の殴り書き

昔の言葉で言うならチラシの裏です

(家庭の愚痴)無理と不安と役目について

他人に直接は言わずに無理を強制するような人種がいる。

 

大抵は職場のパワハラ上司とか、そういうのが思い浮かぶだろうか。

 

そういう人が家庭にいると、心労が深刻に積み重なっていき、取り返しのつかない事態になる。

 

妻は、出産前にはお互いが無理しなくていいように、と言っていたが、今では真逆になった。

 

私が無理をして頑張っているんだから、お前もそうするのが当然だ、といつも態度で伝えてくる。

 

自分が気を遣いたくないからと、うちの両親の手を借りるのを断固拒否するのだが、結果として体調が悪くても無理に二人で子供の相手をするというのが、我が家では当たり前のことになってしまった。

 

それに付き合わされるこちらは、ハッキリ言ってたまったものではない。今もウイルス性胃腸炎に苦しんでおり、食事も摂ってないのでできる限り安静にしたいのだが、それを許さない。

 

うつで動けなくなったときも、「家にいて何もしないでいられるのは嫌だから、どこかに行ってくれていた方が気が楽」と言われた。

 

それでいて、自分も口を開けばため息、眠い、疲れた、頭が痛い。子供の目の前でスマホで無料漫画サイトを見ながら(話は逸れるが、妻は娯楽にほとんど一円もかけようとせず、無料サイトか俺が買った漫画・俺のアカウントのプライムビデオだけを見る)、四六時中家の中に負の空気を漂わせている。

 

寝不足で休みたいのは分かった。だから人に頼ればいいのに、それは嫌だと言う。両親に余裕がある方が子供にとってもいいと思うが、合理性とか優先順位という考え方が全くないのだろう。また、休み方が分からない、楽しみがないというのも深刻だと思う。友達もほとんどいないし、無趣味なので、家の外でリラックスすることができない。

 

実家付き合いも、保育園の親御さんとの会話も、何もかも気を使うから嫌だと言うが、それがこの先どこまで通用すると思っているのだろうか。子供のために自分が折れるという発想はないのだろうか。

 

結果的に俺も無理を強いられることとなり、仕事に加えてその積み重ねで先に参ってしまった。その上、うつ病は遊んでいるばかりで気楽だと言うのだから大したものだ。

 

さらに愚痴になるが、ひたすら子供を甘やかす方針なのも最近気になってきた。何かあるとすぐに癇癪を起こして泣き出すのはこのくらいの時期に必ずあると思うのだが、すぐに駆けていって抱き上げるし、危ないことをしても怒りもしない。どうも、ひたすらベタベタに甘やかすという方針らしい。新生児の頃からずっとそのように言っていたが、さすがに一歳もだいぶ過ぎたので、色々と心配になってきた。せめて危険なことはしないように、自分がものを取り上げたり叱ったりするようにしているのだが、子供はしきりと泣くし妻はその度にヨシヨシとするばかりで気が滅入る。

 

妻の母というのがハッキリ言ってロクでもない人で(父親は立派な人なのだが)、また姉というのも同じらしく、とにかく妻から実家の楽しい思い出みたいな話はほとんど聞いたことがない。何かにつけて母親のこういうところが嫌だった、姉にいじめられて泣かされた、という20年以上前の話を持ち出してくる。この人はとにかく感謝を忘れて恨みを忘れないタチなのだ。妻側の両親が子供を預けるのに論外だというのは、遠くに住んでいる人や既に亡くなっている人のケースを思えば贅沢だとは思うが、ずっと頭痛の種でもある。

 

つまりはシンプルに、そういう経験があるから自分の子をできる限り甘やかす、ということなのだろう。ただ、それが本当にこの子にとってベストなのだろうか、と最近は考える。妻は何かにつけて最近の研究ではこうだ、自己肯定感を高めるにはこうだ、と言うが、それ以前の常識として色々な人と交流させて情緒を育むとか、子育ては二人で抱え込むより人を頼った方がいいとか、そういうことはてんで無視しているのだから都合のいいものだ。

 

何も殴りつけてでも言うことを聞かせようという気はない。ただ、危ないことを教えたり、ダメなことはダメだと言ったり、身体を動かすのも頭を使うのも含めて面白い物事に触れさせたり、同じくらいの子供から年の離れた子供、さらには大人も含めて色々な人とコミュケーションを取る機会を与えたり、そういうことは自分の最低限の仕事としてやっていきたいし、やっていかなければいけないと思う。

 

自分の両親は非常にクセが強く、未だに腹立たしいこともあるが、それでも自分にたくさんの楽しい機会や知識をくれたこと、人としての正しいこと・ダメなことを教えてくれたことには、今になって改めて感謝してもしきれないた思う。ちなみに父はハードワーカーで母は妹がとても手のかかる子だったこともあり、俺は物心つく前から近くにいる祖父母の家に預けられることが多かったのだが、祖父母はそれはそれは素晴らしい人たちで、初孫としてまあ大層甘やかされまくったのだが、いい思い出をたくさんもらった。(勘違いされるといけないので注記するが、それぞれ88歳・86歳になってもなお元気である) 両親や祖父母の自慢はまた別の機会にしたいと思う。

 

自分の役目を思うとプレッシャーは大きいし、何が正解かも分からないが、直観的にこの人だけに任せていては子供がかわいそうだ、ということを強く感じているので、自分なりに頑張ろうと思う。不安はつかないので、先輩パパママフォロワー各位はどうか諸々ご教授いただければありがたい。

 

終わり。