キャラクターの好きムーブについて
タイトルの通りのことをただ並べるだけの記事です。具体例があるやつもないやつもあります。
1. 最高ムーブ男四天王編
・「自分だけ置いていかれた」男
黄金期、全盛期とか言われる仲間たちが死んだりそれぞれの道に進んでしまった中、一人だけそれ以外の生き方を選ぶことも死ぬこともできずに生き続けてしまっている男。
同期にはもっと華やかな男がいて嫉妬したり自分が幼く感じたことがある、一人だけ生き残ったから指導者になったけど本当は向いてないと思っている、最愛の仲間から生きているときに言われた「ありがとう」「自由に生きろ」などの言葉を引きずっている、勝ち逃げされている、借りを返せなかった、死に場所を探している、その後の世代や若者たちに多大な影響を残している(けど本人には見えていない)、救われるor死ぬときに仲間の幻影が微笑んでくれて許される、などでさらに加点。
例:琥珀さん(HiGH&LOWシリーズ)、廉頗(キングダム)等
・自己犠牲の男
現実味がないほどの献身と自己犠牲に生きて死ぬ男。傷付いたり汚れたりしても「俺はいいから」「何ともねえよ」とか言って笑っている。大体作中で最強クラスで、人気も集中する。
出自がその生き方を強いる呪いになっている、死に様を占われた過去の回想がある、「あなたは沢山の人を守っているけど、あなたを守ってくれる人はいるの?」とか言われる、親友や年上の恋人にそうした生き方を諌められる、でもそいつらの方が結局先に死ぬ、物語の中で新しく産まれた命を守る、気難しい・気高い動物に懐かれる、最期も主人公とは会えずに死ぬ、そのときに動物が寄り添ってくる、などでさらに加点。
例:揚羽(BASARA)
・主人公を「ちゃん」付けで呼ぶタイプの男
ヤクザキャラ、オネエキャラ、飄々としてるキャラ等。敵か味方か分からないムーブをしたり、一見不可解な理由でバトルになったりする。最終的に味方になるとメチャクチャ強くて頼りになる。
マジになると「ちゃん」付けが取れる、借りを返すために力を貸してくれる、無軌道なように見えてものすごく頭が切れる、昔は生真面目な言葉遣いだった、などでさらに加点。
例:バロール(メギド72)、真島(龍が如く)等
・義理やしがらみに縛られて戦いを全うする男
敵組織の古参幹部や体制側の尖兵・汚れ仕事担当。暗愚な王には勿体ない男とか飼い犬とか言われる。作中でも一、二を争う強敵。終盤の決戦時、大勢での負けや自分たちに正義がないこと、新しい時代の波が来ていることを理解しているが、それでも生き方は変えられないと立ちはだかる。
「時代遅れなのは承知」とか言う、自分で「不器用」とは言わない、弟子は自由に生きている、先王との約束や武士としての教えみたいな回想がある、決意の末に上に背いて裏切り者扱いされたり追放される、その後決算を挑んでくる、長年愛用していた剣が最期に折れる、主人公たちとは久しぶりに戦いを楽しむことができた、満足して死んでいく、などでさらに加点。
例:柊・蜂也(BASARA)、ダマラス(海賊戦隊ゴーカイジャー)等
2.まだまだあるよ!好きキャラ・好きシーン・好きムーブ編
・見た目からもう強さに説得力がありすぎる男
例:冴島(龍が如く)、葛西(ろくでなしBLUES)、東堂(呪術廻戦)、悲鳴嶼行冥(鬼滅の刃)等
・見た目からもう強さに説得力がありすぎる女
・フィニッシュや決定打が派手なプロレス系の投げ技
例:前田太尊(ろくでなしBLUES)、村山良樹(HiGH&LOW SEASON2)等
・ダメージを想像したくないほどの肘打ちや膝蹴り
例:ザ・レイドシリーズ、アリスター・オーフレイム等
・超重量級の武器を体重と遠心力乗せまくって振り下ろす
・相手の象徴的な武器をへし折って勝つ
例:雨宮兄弟(HiGH&LOW THE MOVIE3)、キングダム等
・ギャグ担当の三枚目キャラが努力の末に覚醒したら規格外の破壊力
例:白水(バチバチシリーズ)等
・敵の弾幕を弾いたり爆炎に包まれたりしながら変身する
例:五星戦隊ダイレンジャー等
・敵の攻撃にビクともせずゆっくり距離を詰める
例:タイタンフォーム(仮面ライダークウガ)等
・覚醒したときの咆哮で空気が震えたり衝撃波が出る
例:仮面ライダーオーズ等
・頭を掴んで叩きつけて壁や地面が勢いよく砕けたり貫通したりする
・勝利を確信したところを矢や弾丸で貫かれて、起こったことを理解できずに噴き出す血を茫然と見る
・黒幕、実行犯、暗躍者、全員逃さずにきっちり殺る
例:イコライザー等
・戦いに疲れて引退していた男が穏やかな顔を捨てて再び獣に戻る
例:ジョン・ウィック等
・カッコいいBGMを背景に装備を整える
・味方の二軍キャラの奮闘に敵の強キャラが驚き、一人前の強敵だと認めた上で全力で叩き潰す
・ラスボスが陰謀だけの老人とかじゃなく、ちゃんと戦っても強いし盛り上がる
・劣勢の揉み合いで追い込まれていた主人公が「じゃあな」って言って敵を突き飛ばして列車に轢かせたり高所から落ちたりしてシチュエーションフィニッシュを決める
・ステーキをやたらゆっくり旨そうに食う悪役
・膝関節を蹴り抜いて相手の体勢を崩してから顔を殴る
・鍛錬を続けながらもずっと技を試す機会に恵まれなかった男(だいたい殺人術)がその機会を得てもう死んでもいいと思うほどに喜ぶ
・ちゃんと鼻血を出したり鼻が折れたりする美形や女キャラ
・死んだ親や師匠にこの戦いを見てもらいたかったな
・作中評でもストーリーのメタ的にも明らかな負けイベントなのに魅せてくる試合
例:伊達vsリカルド(はじめの一歩)
・圧倒的有利だった敵キャラが、もう反撃の余力が残っていないはずの相手の気迫や目の輝きに怯んで初めて恐怖を覚える
・死ぬときにボソッと「楽しかったなあ……」って言う
・バカみたいな巨大建造物で殴ったり串刺しにする
例:ゴッド・オブ・ウォー、パシフィック・リム
・拳と拳がぶつかってどちらも一歩も退かない
・拳と拳がぶつかって敵の拳が砕ける
例:HiGH&LOWシリーズ
・砕けた拳とか折れた骨で放つ最後の一撃
・超ヘビー級のキャラが「でかい身体に産んでくれてありがとう」
例:室戸武志(獅子の門)、川口夢斗(喧嘩商売)
・ピンチのところから身体に染み付いた基本の技で逆転する
・ナンパが趣味とか言ってた癖にどう見ても男への感情の方がデカすぎる男
・望むものはなんでも金や力で手に入れてきたはずなのに本当に大切なものは全部手のひらからこぼれ落ちていく男
例:ベリト(メギド72)
・最終回で生存したメンバーが「いつでもまた会えるよ」って言って解散する
・何でも器用にこなすのに生き方が不器用すぎた男
例:秋葉流(うしおととら)
・ずっと苦しんで生きてきたはずなのに「俺はこれでいい」「最高の人生だった」とか言う
・豪快ででっけえ先輩として慕われており、「お前らもテッペンに連れてってやるぜ!」とか言ったりしてみんなの精神的支柱になっている男が、実はそれ以上に自分が後輩に支えられていることを再認識し、力をもらう
例:鷹村守(はじめの一歩)等
いくらでも浮かんできそうですが、一旦このへんにしておきましょう。恋の話は見事に一つもありませんでしたし、ほとんど男の話でした。これまでの遍歴がバトルものに偏っていることがよく分かりましたね。
是非、あなたの好きムーブも教えてください!