灰色の殴り書き

昔の言葉で言うならチラシの裏です

書き投げ日記 3/7月曜日

おはようございます。昨晩は日記書いてすぐに寝床に入りました。9時就寝6時半起床です。これだけ寝るとさすがに元気ですね。昼間に眠りまくったりと、よほど何かない限り不眠と無縁なのにはいつも助けられています。

 

朝はむすこのめざましアタックで起床し、デスク椅子に乗せてぐるぐる回して遊んだりしながら過ごしました。保育園に行くのを見送って今週はおしまい……のはずだったのですが、玄関で手を離すとしょんぼりして座り込んでしまったので、急遽保育園まで一緒に手を繋いで行きました。最終的にはまた別れ際に泣いてましたが、登園してしまえば泣き止んで楽しく遊び始めるのでよしです。

 

こちらの事情とは関係なく、むすこは毎週どんどん言葉や歌と踊りを覚えてかわいくなっていきます。遊べるのが週に一日だけになっても楽しんでくれているようで、ひっついて甘えてきたり彼なりのいたずらに精を出しています。彼のことが気がかりでさえなければ独り身になるのに何の躊躇もないですが、彼がいるから生きていられるという面も確かにあり、未だに悩み続けています。

 

仮に離婚したとして、月に一回だけというのはさすがに寂しいな、というようなことを最近は考えるようになりました。

 

さて、独居先に戻る前に借りてる本を読み終えて返さないとなので、星乃モーニングへ。あと少しのところで昼飯が食べたくなったので、残りは図書館で読んで新たに借りればいいか……と思ってたらなんと休館日。とりあえずベンチで読み終えて、返却ボックスに本を入れたら泣く泣く撤退です。今の住処は概ね気に入ってるのですが、住所がエリア内でないと図書館を利用できないのが欠点です。

 

今日読んだのは市川憂人「ブルーローズは眠らない」。傑作「ジェリーフィッシュは凍らない」の続編です。ストーリー的には前作を読んでなくても全く問題ありませんが、主人公バディのキャラがメチャクチャいいのでどちらも読むのがオススメ。

 

で、本作なのですが。いやー、面白かった!!まずこのシリーズは、ワイルドで横暴だけど熱いところのある女上司・マリアと、理知的な補佐役だけど毒舌すぎる男部下・蓮という主人公バディがめちゃくちゃ好きです。それから振り回されながらもいいサポート役を果たす刑事のドミニクと空軍のジョン。

 

ミステリの登場人物は極力キャラが薄い方がいいという人には全く向かないですが、洋ドラのような台詞回しはとても読みやすいです。途中の推理シーンでも彼らの掛け合いという形で検証がなされ、謎に向き合うステップが丁寧なのもありがたいですね。

 

舞台は1980年代のアメリカ。そして2作品とも、「当時でももしかしたらあったかもしれない」という、リアル寄りのifとでも言うべき科学技術が話のコアになります。前作では球形飛行船に関するとある技術が、そして「ブルーローズ」では遺伝子操作がテーマです。この現実とのずらし方も絶妙で、当時としては常識外れだけど現代の我々には比較的取っつきやすい、というレベル感になっています。

 

そしてストーリー構成の巧みさも語らずにはいられません。当事者による主観視点の事件遭遇パートと、マリア&蓮がメインの捜査推理パートとを分ける形で物語が進行するのですが、これが絶妙な緩急になっています。

 

主観パートでは緊迫感、得体の知れないものへの恐怖、あるいは登場人物の表情や感情描写に重きが置かれます。個人的にはこちらが特に好きで、ものすごい緊張感にビビり散らかします。

 

一方で、捜査パートでは主人公たちが頭と足を使って真正面から謎に挑み、一つの手がかりが出てくると同時にまた多くの不可解な点が……という具合で、会話シーンや場面転換も含めたテンポの良さと謎の散らし具合が見事なため、中弛みせずにどんどん読めます。

 

そして次第に両パートとも核心に迫っていき、クライマックスの真相解明で二つが重なります。そこからの丁寧すぎるハイスピード伏線回収。そんなのあったな〜的な細かいものまで、きっちりかっちりやります。

 

で、いやー驚いた驚いた満足したスッキリ……と思わせておいてからさらに一撃二撃くらいパンチが飛んできます。これも脈絡のない飛び道具ではなく、うわっ!あー!となってしまうこと請け合いです。もう職人芸という他ありません。

 

こうして納得感バッチリな王道ファイトを繰り広げつつも、最後の最後には切なく美しい余韻を残して物語が締めくくられます。完璧です。大満足。面白かった。それ以外に言いたいことがあるとするなら、またこのシリーズを読みたい。それだけです。

 

そういうわけで、まだ2作目ですが個人的には大好きなシリーズになりました。一作目が完璧な出来だったので次はどうかな?という気持ちもあったのですが完全に杞憂。かの有名作に挑む!というスタイルだった前作に比べて、よりのびのび書いているような感じもありました。

 

と、この通り、自分は絶賛のポジションなのですが、仮に批判が出るかもしれないポイントを挙げるとするなら、大きいのは動機の面でしょうか。一作目と比べても、事件の全体像に対して発端の発端が弱い感はあります。その辺だけ、ヘビーで真っ暗な動機や狂気に満ちた描写に飢えてる人には向かないかもしれません。

 

あとはキャラクター描写も合わない人がいるかもしれませんが、こちらはもう好みなので何も言えません。俺は大好きです。あとこれはネタバレですが、主人公バディの間のラブ要素は2作目時点で毛ほどもありません。これをどう評価するかはあなた次第です。

 

昼メシは松乃家のみそカツ丼にしました。590円でこのクオリティはマジで偉大。松乃家すごいよ。

 

本返して移動してクリニック通院後、ちょっと時間調整のため久々にサンマルクへ。黒糖わらびもちチョコクロというのを頼んでみました。これが……うまい!!いつもとは違ったあっさりめの風味で、黒みつの甘さが際立っています。求肥系統が好きな人には間違いなくオススメです。

 

コーヒー飲みながらハンチョウの新刊も読みました。ハンチョウ、読むたびに自分のやったことある遊びやら生活とシンクロする部分が出てくるのですが、今回は今日あたり白米炊いて先輩からもらった北海道土産のルイベ開けようかな……とか思いながらめくったら大槻がご飯のお供ナンバーワンは鮭のルイベとか言い出してマジで怖くなりました。

 

ちなみに過去回だと昼飲酒の後の公園、車旅行、木村さんの新居が過去の家の間取りと一緒、寒い中結局みんなでセブンにアイス買いに行く、スパ銭休憩スペース一泊、上野のかはく……その他諸々がありました。逆にアンテナショップ巡りとかは真似して実際にやりましたし。というか沼川と石和が後輩に似すぎです。

 

とか言いながら読んでたらゴルフど素人回が来ました。ゴルフ未経験なので大笑いしそうになってます。なんなんでしょうか。あとシングルファザー牧田さんの話がめちゃくちゃ刺さります。

 

帰宅。今年は完全に花粉症なくなったなーと思ったんですが、3月入って気温上がってきたら急にヤバくなってきました。調子乗らないで薬出してもらうべきだった……。だいたい毎年桜が咲く頃にはカタがついてるんですが、今年は乗り切れるんでしょうか。

 

夕飯のおかずがほとんどないけど買いに行く気力がない回。とりあえず米を炊きます。……炊飯スタートしたはずがなんか反応ねえんだけど、これイカれたか?と思って開けたらなんかあったまってた。やべっ。

 

なんとか無事米は炊けました。炊けたのですが、外におかずを買いに行く気力がなんか出ませんでした。ということで、フォロワーから欲しいものリストでいただいた名店レトルトシリーズの牛豚キーマカレーを食べました。本格的な味で美味い……ありがとうございます!!

 

あと貰い物の紅鮭の石狩も開けました。鮭といくらを塩麹で和えたヤバいつまみです。北海道で買ってきてくれた先輩に大感謝。あと食べかけの酒盗も食べます。白米をつまみに日本酒を飲みます。小さなやりたい放題です。

 

日本酒飲みすぎるとヤバいんで、今はプリッツ食べながらレモンサワー飲んでます。ということで、今日はこのへんで。