灰色の殴り書き

昔の言葉で言うならチラシの裏です

西征の記・一日目補足(京の強者編)

東京を、さらに言えば関東を、久しぶりに離れることにした。

 

最後に旅行をしたのは感染拡大の直前、20年2月だったのを覚えているので、丸二年と少しぶりになるだろうか。

 

それまでは後輩に付き合ってもらって国内あちこち回ったり、会社の研修の金でイギリスやらフィンランドやら行ったりと楽しみつつ、工場の大トラブルで日帰り九州往復とかもしてたりして、推し活遠征勢に比べたら子供みたいなもんとはいえ、そう何ヶ月も落ち着いてるタイプではなかった気がする。19年とか2ヶ月に一回は大学の旧友とどこかしらに泊まりに行って飲んで潰れてた記憶があるし、今振り返っても割と狂人じみていた気もする。ただひたすらメチャクチャに楽しかったのは覚えているし、その思い出があるからこそ移動自粛が苦にならなかったという部分も大きかった。

 

その後の何やかんやは読者皆様ご存知の通りだと思うので省略。でもってもう、以前の日記で書いた通り奇跡的にも西川兄貴ことTMRの滋賀でのLiveに一般申し込み枠が土日2日連続で空いていたこと、そして悩んでるところに大阪で飲みましょう!と背中を押されたこともあって、今回の関西旅行が決まった。相変わらず前振り長すぎ人間だ。

 

いきなりまとめめいたことを言ってしまうが、旅は本当に心にいいというのを2日目の午前中で既にひしひしと感じている。もちろん何度も一緒に旅して気心知れた仲間と観光地をどんどん巡るのもいいのだけど、チェックアウト後にラウンジで音楽を聴きつつバルジ大喜利を考えながらブログを書いているこの時間もまた至福の時間だ。

 

学生の頃は夜行バスで極限まで時間と予算を突き詰めてばかりだったし、イギリスから近隣国に行ったときに至っては金曜夜出発の日曜深夜帰宅ってのばっかりだったので、余裕を十分にもたせた一人旅というのは初めてに近いかもしれない。

 

昨日あった楽しい数々のことを個人名を出さない範囲でメモ。

 

・ねんがんの京都のパンを食べられた。進々堂というお店のハーブソーセージサンドとくるみバナナクロワッサン。う、うますぎる……。他のパン屋も猛烈に気になる。こもりたい。

 

・フォロワーがすさまじく効率的な周り方でメインの通りを案内してくれ、面白い店や建物の数々に目を奪われる。もう街中歩いてるだけで面白い。

 

・アロマの面白さに足を踏み入れたばかりだったので、お香のお店に案内してもらって歓喜。お試し的に何種類か買ってみる。匂い袋みたいなやつが重宝する予感。

 

クラフトビールを二時から飲む。平日限定6種1500円。全てがおかしい。

 

・京おでん美味しい。抹茶レモンサワーは謎い味。だし割りうまい。ひたすらちいかわとナガノバースの話をする。あと風花雪月と戦隊のプレゼン合戦からのソシャゲ強い女画像ラッシュの速さ比べ。この辺から明らかに狂い出す。

 

京都タワーの地下フードコート?の中にクラフトジン専用のバーという異彩を放つ店発見。もうビジュアルがカッコいいなんてもんじゃない。カクテルもスパイシーさ、香り、刺激、全てが初体験。ここ絶対また来たい。

 

・まさかの四次会で鉄板焼き。日付変わる前後に鉄板に火をつけて豚キムチチャーハンとにんにくセセリ炒め、さらにネギ焼き。

 

・四条から五条までスーパー戦隊OP一番だけメドレーしてたらジェットマンから始めてカーレンジャーで着いた。近い。

 

・とにかく初対面のフォロワーがすさまじく面白い人すぎた。話題の一個一個が全力でツッコんでたら朝来そうなレベルの上に、出したり戻したりのタイミングが神がかっており、トーク力自体がすごい。

 

最終的にはアカデミックな話にもなったんだけど、それも特に最高だった。何度でもお会いして教えを乞いたくなり、熱い油が跳ねまくる鉄板の前で頭を下げて弟子入りを願い出た。最高の飲み会だった。

 

このテンションで箇条書きするのは今回が最後になりそう(普通の日記に戻すと思う)のですが、初日は特に色々あったので書き留めておきました。引き続き楽しんでまいります。