灰色の殴り書き

昔の言葉で言うならチラシの裏です

今後についてとお願いごと

あまりにも見苦しいのでかなりの数の記事を非公開にしてしまっていますが、一連の夫婦間問題について、メンタルクリニックの主治医を交えて話し合って(意見を求めて)きました。

 

長くなるので結果から先に言うと、しばらくは自分一人が別居する方向で話がまとまりそうです。主治医からの提案で、少し距離を取った方がよかろうと。

 

とりあえず半年くらいが目安なので、マンスリーマンションか何かを借りられれば一番かと思うのですが、どうなんでしょうか。詳しい方いらっしゃったらどうかお知恵をお貸しください。

 

それはそれとして、具体的に何を話してどう感じたかというのを備忘兼ねてここに書き記します。数時間経った今思い出すだけでも苦しいし、恐らく忘れることはないのですが、何かのときのための記録としても残しておこうと思います。

 

発端は妻の激化する人格攻撃・体調不良への非難(離婚の意思を仄めかされたこと含む)に対して、自分が耐えきれず1/17月〜21金の間家に戻らず外泊したこと、およびそれに対しての妻の「第三者を交えて意見をすり合わせたい」との申し出によります。

 

幸い主治医からも同様の提案があって話がまとまり、今日の昼に行ってきました。

 

妻は印刷されたワード文書を3枚持参していました。1枚は自分が家を出る際に書き置きとして机に残しておいたもので、大量に惣菜の作り置きをした旨、精神が限界で発症時のフラッシュバックもあり一緒にいると自殺を検討する程悪化している旨、そのため金曜まで外泊してくるが子供のこともあるので土曜には戻る旨を書いたものです。

 

残り2枚は妻が作ったものでした。現地で主治医に見せたのち、自分も見せてもらいました。

 

そこには、今後も二人で子育てを続けるためにと前置きして、自分への不満、苛立ったこと、生活上の要求、そして過去の恨みつらみが2枚にわたって書かれていました。

 

思い出すのも苦痛ですが、文中に自分の病状についての心配、配慮、あるいは感謝、復職について、二人の間の妥協案、妊娠中からの生活改善や家事についての感謝、あるいは育休を2ヶ月取得したことやその後(療養中含む)の育児への感謝といった内容は、一切ありませんでした。

 

代わりに、「従ってほしい」という一文がとても目立っていました。

 

前半は、最近苛立っていることとして、一度だけ自分が洗濯物を干し忘れたこと(我が家は毎日洗濯と室内干しをしています)、子供が寝る前まで帰ってこないことなどが挙げられていました。後者については、主治医と産業医の提案から、復職後に週5で通勤した場合に家庭生活がどうなるかを想定するシミュレーションを行いたい旨、妻に事前相談して合意の上でやっていことのはずでした。

 

中ほどには、今後やってほしいこととして、朝晩の支度など生活の手順を覚えて(完璧に)遂行すること、体調を崩すときは事前に声をかけること、うつだからと言って何もかもできないではなくできることとそうでないことをハッキリさせること、子供に対する態度を改めることなどが挙げられていました。

 

三つ目については、子供に対して大きい声を出したり、細かい物言いについての非難と改善要求でした。自分も最大限配慮しながら手探りで進めているつもりだし、彼女の育児方針にも非難したいことは多々あるし、子供の前でスマホを見ている時間は向こうの方がはるかに長い(一緒にいる時間の大半は一人遊びさせるか動画を見せて自分は無言で漫画を読んでいます)のですが、その辺りについて自省したり、合意を探るような文言は一切ありませんでした。ただ、些事に思えることについての非難と完璧を求める要求だけがありました。

 

後半はもっと悲惨でした。入籍して以降の自分の許せなかった行いや態度について、両手の指でも足りないほどの数が並べられていました。その中に、ここ三年以内のことは一つもありませんでした。一緒に歩いているとき通行人に飲み物をかけられた際、私が不機嫌になって態度が悪かったこと、というものもありました。彼女が休みを取れないため難しいという話だったはずが、またその後一度海外旅行を提案したものの断られたはずが、国内の一泊二日レベルでは複数回楽しい旅行をしていたはずが、新婚旅行に未だ行っていないというものもありました。何度も折に触れて非難を繰り返されたものも、初めて聞いたものもありました。

 

自分は書き置きに、過去のことを繰り返し非難されるのが耐えられない、と書きました。

 

それに対して彼女は、蔑ろにされたように感じていることが許せない、だから今後も振り返って言い続ける、と断言していました。

 

その後に、嫌われて離縁しようと考えているのだろうが私は離縁したくないから耐えていた、と書かれていました。少なくともうつを発症するまで、自分はそんなことを考えたことは一切ありませんでした。彼女が数年前のことを掘り返しては恨みをぶつけてくるのに苦痛を感じながらも、過去は変えられないのだからこれからは少しでも改善していこう、喜ばせよう、気を遣おうと思うだけでした。

 

文末に何か書いてあった気もしますが、覚えていません。読みながら、発症時や家出したときと同じ苦痛がフラッシュバックしてきて、軽いめまいがしましたが、主治医の手前叫び出したり批判はせずに耐えていました。

 

うつの夫とその主治医との面談に際して、彼女から出されたのは、現在と数年間にわたって自分がいかに夫を呪い恨んでいるかの非難と、到底完璧にはできそうもない改善要求でした。それが全てでした。

 

主治医も流石に軽く言葉を失っており、これは全部こなすのは難しいと思うよ、というと、彼女はこれはあくまで理想なので、と事もなげに言っていました。自分からは、どこまでが理想でどこまでが最低限なのか分からないし、彼女が怒るライン、恨むラインがどこにあるのか皆目分かりません。

 

妻の週4アルバイト収入は具体的には書きませんが限られており、現在の家賃を賄えない程度です。主治医は、生活のためには旦那さんが復職しないといけない、その結果奥さんの家事負担が増えるならそれを受け入れるか軽減していく方法を探すしかない、と言いました。診断書を書いて、仕事をやめても保育園に行けるようにすることもできる、と。

 

彼女は、キャリアのことや手に職をつけておきたい事もあるから仕事をやめるのは考えていない、と言った後で、どうしても生活できないなら生活保護でもいい、と言いました。

 

保育園利用、週4日5時間のアルバイトという生活で、自分には負担が大きすぎる、生活保護でもいいと言い放ちました。夫の復職に協力し妥協する考えは一切ないようでした。

 

一部上場企業勤務の夫に生活費のほとんどを負担させる、うつになれば傷病手当金を使う暮らしから、生活保護。子供はどうするのだろう。子供が最優先というのが建前だけなのでなければ、まず出てこない言葉だと思います。主治医も絶句していました。

 

妻があまりにも淡々と主張を述べたので、自分も自制心を保って直接の意見の衝突はつとめて避け、最終的には「お互いの性格の差異に起因する衝突はどんな夫婦にもある」「妥協点を探すしかない」、また前後しますが「離婚は後ろ向きなことではなく一つの選択」とも前半に言っていました。

 

その上で、距離を取るために別居して、三人で過ごすのは週末1日程度に抑え、その生活を前提に復職を考えた方がいい、という提案がされました。

 

これは自分にとって、どうしても怖くて切り出せなかった、発症直後からずっと頭にあった選択肢でした。

 

妻も主治医の提案を受け入れたようでした。

 

これが面談内容の全てです。

 

帰宅して子供の風呂の手伝いをしたあと、胃がねじれたように痛み出しました。普段の腹痛とは違う痛みでした。我慢しながら入浴していて、ふと気づきました。

 

自分は、暴力を振るわれているのではないか。おそらく、ずっと前から。

 

変えられない過去のことを永久に非難され続けて、無限の謝罪を要求されること。それを当然の罰として覚悟すること。

 

際限なくハードルが上がり続ける、妻の考える完璧な生活に滅私奉公すること。些細に思えるような生活上のミスは一度でも許されないこと。一度でも起こればそれは徹底的に非難され、改善修復は不可能であること。

 

二人で相談し合意したはずのことであっても、妻が機嫌を損ねれば覆されうるのを当然と思うこと。それによる非難は己の咎として、反論しないこと。

 

子育て、その他の家庭生活について、全てを妻の希望の通りに受け入れ、従うこと。妻の考えが変わって過去と矛盾したとしても、常に自分の意見を合わせること。彼女は一切妥協の意思がないのを理解すること。

 

精神的、肉体的な体調不良で妻に一切迷惑をかけないこと。

 

いついかなるときも妻の心情を最優先にし、たとえ自分にとって最も親しい友人からの深刻な相談であっても、無視すべきこと。両親であっても、妻の主観に照らして一言でも腹立たしい発言があれば、彼女を尊重し同じように怒り非難すべきこと。

 

これまでの有形無形、金銭的時間的な努力や奉仕については一切評価されず、それを当然として納得すべきこと。

 

全てについて、反論と妥協の余地はなく、話し合いとはすなわち妻からの要求であること。

 

精神病は何の言い訳にもならず、上記は常に達成されるべきこと。

 

職を失おうと妻の主張を尊重し続け、その結果生活保護を受けることもやむを得ないと理解すること。

 

これらのことが、彼女にとっては当然の権利として、精神病の夫とその主治医との面談の場で提示されました。彼女からこれまでを振り返って自省するような言葉は一切ありませんでした。

 

自分は昨年4月末にうつを発症してからも、別居したいとは言い出せず、療養といって何もしないのは申し訳ないからと、11月までは家事のほとんどと深夜の世話以外の育児分担を担い、コロナもあって友人とは一切接触せず、両親からの支援もほとんどを断り、うつがひどく全く動けないほどに寝込んだときは家にいても邪魔だと攻撃され、そのたびに無力感や罪悪感に苛まれ、病状改善と復職の目処が立たず焦り、それでも理想の父親に近づこうと、彼女の負担を減らそうと生きてきました。

 

その結果、「かえって休めてよかったね」「遊んで・休んでばかりでいいよね」「家にいられても困る」「体調を相談なく崩さないで」「食事に毒を入れてやりたい」「離婚したら親権はどうなるのかな」などと攻撃を受け続けました。その間、一度も病気を慮ってくれることはありませんでした。

 

限界が来て家から逃げ出し、事態を改善するためと設けた三者面談の場で、要求状と人格攻撃と被害妄想を突きつけられました。

 

これが暴力でなかったとしたら、何なのでしょうか。

 

そのことを、やっと理解しました。

 

これまでは、妻のことを悪し様に書くことに、ずっと抵抗がありました。主観で感じたことが全てだと、書かなければおかしくなると、吐き出すのは悪いことではないと自分に言い訳をしながらも、どこかで妻はそこまで考えていないのではないか、自分が思うままに任せて言いすぎているのではないか、被害妄想ではないかという罪悪感を持っていました。

 

妻は少し性格がきついだけだと、育児のストレスのせいだと、子供が寝ないことが全ての原因だと、夫を攻撃する意思はないのだと、このくらいはどこの夫婦でもあるトラブルだと、受け入れていくしかないと、子供のためには我慢して当然だと、楽しいこともたくさんあると、そのうちに全てがいい方向に進むと、自分が結婚した相手なのだから理解を示すべきだと、そう思うように努めてきました。

 

でも、今日理解できた気がします。自分の境遇は普通ではなく、うつの夫をここまで攻撃し続け、さらに追い込むようなことを当然の権利として突きつけてくることは暴力なのだと、ようやく理解できた気がします。

 

エアリプで、それは離婚すべきだと、精神的DVだと言ってくれたフォロワーがいました。煮え切らない態度と繰り返される愚痴に辟易したようでいつしかブロックされていましたが、少なくとも一時的には自分のことを考えてくれたのだと思います。

 

何かのときのために記録を残しておくべきだ、法的な相談も検討すべきだ、と言ってくれた人たちもいました。

 

自分はどれも真剣に考えていませんでした。他人に夫婦のことは想像できないだろうし、そこまで深刻な問題でもないし、やたらと大騒ぎして事を大きくしたくないとも思っていました。行動を起こすのが面倒だし怖いという気持ちが根底にあったのも否定できませんが、総じてそこまでしなくても、と思っていました。

 

自分が間違っていました。最悪のケースを想定してアドバイスをくれたフォロワーには今一度謝りたいです。

 

自分は暴力を振るわれ続けている。これ以上、我慢することはない。繰り返し自分に言い聞かせて、ようやく腹痛がおさまりました。

 

子供はかわいいです。ただ、自分の命がいつ奪われるか分からない恐怖と引き換えに接し続けることは、やっぱり無理かもしれません。

 

多分、別居して頭を冷やしたとしても、妻への愛情が戻ってくることはなさそうです。もしそうでなければ全て思い過ごしだったと反省するし、やっぱりダメだったら、ダメだったなりの行動をしたいと思います。

 

そんなことを考えながら、漠然とマンスリーマンションでゆっくり過ごそうか、何を買えばいいのかな、貯金はどれくらい減るかな、オミクロンが早く収まって誰かに話を聞いてもらいたいな、という方向に、具体的なことに頭がシフトしていきました。

 

ただ、どうしてもショックで、許せなくて、忘れたくなくて、苦しくて、辛くて、悲しくて、虚しくて、自分のこれまでを否定されたことが受け入れられなくて、銃弾を素手で摘出するような気持ちで歯を食いしばりながらブログを書きました。

 

最後に、これを読んでくれた心優しい方にお願いがあります。

 

一つはとても具体的なことなのですが、ウィークリー・マンスリーマンションの生活とか、別居とかの実際のところについて、アドバイスがあったらいただきたいです。今のところ暗中模索でしかないので……。

 

もう一つは、とにかく話しかけてほしい、話を聞いてほしい、ということです。もしかしたら、そのときの自分はこのブログからは想像できないくらい明るくふざけて振る舞っているかもしれません。もっと病状が悪化して、手がつけられないくらいになって、どうしようもないことを言って困らせてしまうかもしれません。それら全てに対しては、申し訳ありませんとしか言えません。

 

ただ、どうか見捨てないで、話をしてください。孤独感を紛らわせるために力を貸してください。助けてください。寄り掛からせてください。もし頼りきりになってしまったら、重すぎたらごめんなさい。でも、声を挙げることだけはちょっと許してください。

 

自分はずっと、妻のためなら、子供のためならと思って生きてきました。浮気なんて当然したこともなければ、ギャンブルも触ったことはないです。借金どころか貯金に勤しんで、我慢して仕事も続けて、全て家庭のために当然だとお思ってやってきました。妻が妊娠したら料理も身につけました。会社で初めて育休を取るために死ぬ気で働いたりもしました。子供が産まれてから、誰にも頼らず家事の全てをやっていました。いつでも子供のために、少しでもいい父親でいようと思っていました。

 

その精神的な支柱を失って、一緒にいたのは数年間だけですが人生を全て否定された気がして、足場がなくなりました。

 

願っていた別居が叶いそうなのに、嬉しさよりも虚しさに心が支配されて、ふわふわして、ゆらゆらして、珍しく食欲も湧いてきません。

 

ちょっと、崩れそうになってしまっています。どうか、何か縋るものをください。縋る手をください。

 

ちょっと、先が見えなくなってしまいました。怖いです。